チーム寺子屋 
高山ヒルクライムトレーニングコース                           
2007.8.25
 今日はあの温泉つきトレーニングコースをチーム寺子屋のメンバーと一緒に走ろうと思い、電話をするが、大阪に行っていたり、電話が通じなかったり、夕涼み会の準備があったりと、みなさん、都合が悪いということで、結局再びソロでのトレーニングとなった。最近は、ずっとソロ。だれか、一緒にやりませんか?
 ということで、まあ、仕方がない。田万川温泉まで、ピナレロをつんで、そこからスタートである。夏休み中の土曜日ということもあり、すぐ横の田万川キャンプ場には、いくつもテントが張ってあった。

 

 田万川温泉横の道を西に向かって進む。いきなりの坂だが、ここを越えると、江崎湾が見える。私のお気に入りの西堂寺の六角堂があるところだ。丁度、今晩がお祭りのようで、準備をしている最中だった・お祭りというと、この年になっても、わくわくするものがある。子どものころ、大好きだったものな〜。橋から見える西堂寺六角堂は、やはりいい雰囲気だ。

   

 江崎の町を出て、191号線を5キロほど走る。国道を走るのはどうも好きになれないが、まだ、他の道を開拓していないので、仕方がない。ホルンフェルスの標識が見えてくる。ここを右折である。その後は、坂を上る、上る、登る。これが結構きつい。いいトレーニングになる。一度、須佐湾に降りて、そこからまた、上る、上る登る。

   

 今日は、ホルンフェルスの近くまで歩いていってみたいと思い、ウエストポーチに靴を入れておいた。ビンディング用のシューズでは、怖くて岩の上を歩けないのだ。下手したら崖から落ちてしまうので・・・。というわけで激坂を越え、美しいホルンフェルスへ到着。早速靴を履き替え、近くまで歩いていく。結構高いので、びびりながら近くまで行く。

    

 下まで降りれるようになっていたので、そこにも降りてみる。下からの眺めもなかなか迫力があっていい。

      

 そして、次は、高山(こうやま)、標高532・8メートルの山頂をめがけて挑戦することにした。ホルンフェルスから下りながら登山口を探すが、なかなか見つからず、見落としたと思い、再び激坂を上る。しかし、峠に来ても、それらしきものはない。確かに上るときは登山口を見たような気がしたのだが、仕方なく下る。ここで、前回ペダルをこがずに相当なスピードが出た坂にさしかかる。ここでも挑戦心がめらめらと・・・安全を確認して、一気にペダルを回す。なんと、76.2km/h自己新記録達成。すごい坂だ。
 下りきったところに登山口発見。海抜0mから標高532.8mを上るのだ。ちょっとした・・・いや立派なヒルクライムである。しかも、距離も短いので、相当な急角度だと思う。まあ、それでも、なんとかなるじゃろ!と上り始める。すぐに、後悔の念が湧き上がる。なんと、ものすごい坂、想像以上だ。それが、果てしなく続く。こいでも、こいでも坂、坂、坂。いつになったら頂上が・・・・途中、車とすれ違うが、運転手のものすごくびっくりした顔が見えた。そうでしょう、こんな坂、自転車で上る馬鹿はいないでしょう・・・私がいるけど。ついに、ダウン寸前の裏技を使う。ジグザグ走法だ。しかし、この走法も受け付けないほど、坂は容赦なく、私に襲い掛かる。が〜ダウン。一度、降りて、休憩。この先、まだまだありそうだが、引き返すのもしゃくなので、再び、上り始める。それでも、まだまだサイクルジャージが汗でびっしょり、ぐちょぐちょだ。水分もしっかりとりながらだが、きつかった。
 ハエの止まるようなボールという言葉があるが、この時は、実際、虫が(このあたりではブトという)顔の近くをぶんぶんと飛び回り、なんともうっとうしかった。ロードバイクで上っているのに、虫にまとわりつかれるこの屈辱・・・。歩くスピードとほとんど変わらない感じだった。

      

 それでも、ちょっとずつ進めば、必ずゴールはやってくるものだ。頂上に到着。展望台まではもう少しある。ここは車両通行禁止になっているので、歩いていく。展望台からは、益田から萩までぐるっと360度見渡せる絶景である。しかし、今日は若干大気の状態がよくなく、はっきりとは見えなかった。展望台にある双眼鏡。当然有料だろうと思ったが、なんと、無料。これを使って、景色を見る。なんか得した気分。

                 

 下りは、ずっとずっと下り。よく、これだけ上ってきたなあと、自分でも感心するくらい下りが続く。油断するとすぐにすごいスピードが出る。カーブで後ろのタイヤがブレル感じがした。スピードを出してカーブを切るとこういう感じになるのかな?とちょっと変な気がした。再び海抜0mの登山口にもどる。夕日に紅く染まる須佐湾。海面が湖のように穏やかだった。こういう景色は、趣があって好きだ。しばし、見とれていた。

   

 見とれている場合ではないことに気がついた。日が暮れてしまう。真っ暗の中を走るのは、あまり気持ちいいものではないので、急がなければならないのだ。それでも、さっきのタイヤの感じが気になったので、タイヤを見ると、なんと、後ろタイヤの空気が抜けているではないか、よく無事で降りてくることができた、ひやひやだ。すぐに、携帯ポンプで空気を入れる。まずまずの空気圧になったので田万川温泉に帰ることにする。途中、江崎湾のところで、田万川まつりをしていた。折角なので、イカ焼きを買って食べ、祭り気分を味わう。

   

  田万川温泉に到着するころは、もうまっくらになっていた。
  温泉につかる。やはり、温泉は最高。疲れた体にやすらぎが染み渡る感じだ。あ〜極楽、極楽。 

 
温泉やいいねえ〜。見よ、このすさまじいヒルクライムを!よく登れたな〜。

本日のデータ
 走行距離  36.85km
 平均速度  16.8km/h
 最高速度  76.2km/h
 最高心拍数 187
チーム
寺子屋

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